芦屋・六麓荘RUNの続きです。
前回は「現在」の高級住宅地である六麓荘から芦屋の散策でしたが、今回は「戦前」の邸宅街だった阪急御影までのルートになります。
スタートはJR芦屋ですが、これはJR駅近に近代モダニズム建築の芦屋仏教会館があるからです。
芦屋川沿いの芦屋仏教会館
芦屋川沿いを北上して阪急芦屋で前回の続きです。
阪急芦屋川から保久良神社へ
駅前の商店街を線路沿いに西進します。
駅前の医院もオシャレです。
途中、森稲荷神社に参ってから旧稲畑邸へ
稲畑邸(通称岡本の洋館)は上り坂の途中にあります。
洋館というかもはや廃屋に近い状態です。
すこし西進して小川(ドブ川)を越えて細い路地を北上すると保久良神社の参道に出ます。
美しい保久良神社
当初は保久良神社は予定に入っていなかったのですが(西宮から御影まで走破する予定だったため)、二回に分けたので保久良神社をルートに入れましたがこれが正解でした。
参道はMAPでみると大したことなさそうな距離ですが、結構な上り坂で舗装道路ながらもはや六甲登山です。
がそれを補う見晴らしと、なんといっても拝殿前の桜が素晴らしい。
神社周辺の桜はソメイヨシノの白、境内は山桜系でしょうか濃いピンクが映えます。
薄曇りでしたが、景色も素晴らしい
また保久良神社はカタカムナ文献の聖地でもあるらしく一部では有名らしいです。
ただ、坂がしんどいです(笑)
岡本から住吉御影へ
保久良神社参道をもと来た道まで下って岡本駅の北側を西進
阪急芦屋川~阪急岡本間の山手は完全に住宅街で大通り的なものがありません。
岡本の西側にある天上川を越えるまでは路地のような道を進みます。
川の手前にある桜守公園は名前の通り桜映えで写真撮り合戦のようになってました。
天上川から甲南大学の北側を通って住吉川まで。
ここら辺はたいして見どころはありませんが大学はちょうど入学式でした。
住吉川を北上するとお城のような白鶴美術館が見えてきます。
その南側に乾汽船の旧乾邸があります。
この周辺は旧武田邸(武田長兵衛)や野村や住友財閥、伊藤忠、日商岩井の岩井邸はじめ、関西財界の邸宅が集まっていました。
現在でも一部は残っていますし、限定公開されている場所もあります。
悲しいかな、乾邸と小寺邸や武田邸の間には御影グランドハイツなるマンションが建って景観をぶち壊しています。
小寺邸などはお洒落な外観に建て替えられていました(在住なので画像なし)
旧武田邸(社員向けの資料館)
日本生命創設者の弘世助三郎邸は高級料亭のガーデン・プレイス 蘇州園に姿を変えています。
その南側に深田池公園
公園東側には前述の白鶴美術館の加納治兵衛邸がありましたが現在はマンションになり跡形もありません。
公園西側の画像マンションの奥には大林組の大林邸があります。
外観だけ撮らせてもらいましたが半周しただけで裏口含めて門扉が三つもありました(笑)
大林邸の森のような木々は御影駅からもうっすらと見えます。
そのまま御影駅まで歩いてゴールとしました。
が折角なので、マップにはありませんが少し足を延ばして阪急三社巡りの弓弦羽神社と周辺も散策しました。
弓弦羽神社といえば羽生結弦君の聖地で有名になりましたが本来は八咫烏を祭るサッカーの聖地です。
また弓弦羽神社の隣に朝日新聞創始者の香雪美術館(村山隆平邸)があります、が残念ながら当日休館でした。
また例えば旧住友邸や旧久原邸などもマンションや公園になっていて時代の流れを感じさせます。