前々回の吉野山の続きです
奥千本で桜満開、下千本で金峯山寺と世界遺産を満喫したもののお花見には遅すぎたので早めに下山して地図を眺めていると、車で20分ほどのところに談山神社があるじゃあーりませんか(チャーリー浜さん合掌)
子供のころ行ったことがあるらしいのですが覚えていないので、幼馴染に再開する心持で行ってみることにしました。
談山神社
多武峰の山中を車でうねうねと登っていくとだだっ広い駐車場が見えてきて到着です。
談山と書いて「たんざん」と読みます。
こんなところに神社なんぞ造ってどうするのかというほどすさまじく何もないところで、駐車場もガラガラでした。
ちょっとした参道とお土産屋、神社の真ん前に年季の入った多武峰観光ホテルもあったりしますが、やっていけてるんでしょうか。
拝観料は600円
階段を上るとシンボルの十三重塔が見えてきます。
桜は散り際でしたが、本殿や十三重塔が桜吹雪にまみれて趣も一入です。
拝観券で本殿や宝物庫も内覧できます。
奥の白い箱布には教科書でおなじみの藤原鎌足像が安置されています。
談山神社は「大化の改新」を謀議したことから談山となって神社が造られたということですね。
日ノ本を覆す謀なのでド田舎にあるのも納得です。
それにしても、拝観者が自分たち以外には二人しか居ませんでした。
コロナ禍ということもあるんでしょうが、吉野山と比べると隔世の感があります。
正直、桜を見るなら混みコミの吉野山よりスカスカの談山神社を断然オススメします。
石上神宮
まだちょっと時間があるのでもう一つ足を延ばしました。
以前、大神神社に参った時に時間切れで行けなかったのが石上神宮。
石上と書いて「いそのかみ」と読みます。
大神さんと並ぶ日本最古の神社です。
鳥居をくぐると、背筋が伸びますね。
神社はしゃっきり。仏閣はほんわり。
神の使いとされるニワトリが放し飼いされていますが、人慣れしてます。
立派な楼門、社殿は改修中でした。
ここの外苑も桜の名所なのですが、さすがにすべて葉桜になっていました。
天理教
石上神社は天理市にあるのですが、天理市といえば天理教。
奈良のお別れに天理教本部を見て帰ります。
石上神社から車で5分ほど、見えてきました。
望遠で撮らないと全体が映らないデカい天理教本部です。
少し内部を拝見しましたが、だだっ広い広間の方々で信者の方が正座で手振りを交えて拝んでおられました。
時間的に中高学生も続々と拝礼していましたが、信心があると背筋が伸びてスッとするのか、なんかカッコいい(笑)
こっちは神殿を囲むように「おやさとやかた」と呼ばれる建物が城壁のごとく建っています。
いや~とにかく凄いですね。
年末のラグビーでは関西代表の天理を応援していましたがイメージ変わりますよ
というわけで規模に圧倒されながら、天理と奈良を後にしました。